2026/04/26 11:16

こんにちは、青柳商店です。

当店では、SUS430のステンレス板を中心に取り扱っていますが、
板厚は1.0mmのものを優先的にラインナップしています。

「なぜ1mmなのか?」
その理由はシンプルで、いちばん失敗しにくく、扱いやすい厚みだからです。


■ よくある失敗と、1mmという選択

ステンレス板を選ぶとき、実はよくあるのが

・0.5mm → 思ったより薄く、歪んでしまった
・2.0mm → 硬すぎて加工できなかった

というケースです。

その間にある1.0mmは、
仕上がりと作業性のバランスが良く、失敗しにくい厚みです。

迷った場合は、まず1.0mmを基準に考えるのがおすすめです。


■ 家庭でもなんとか加工できる現実的な厚み

1.0mmのステンレスは、
工具次第では個人でも加工が可能なギリギリのラインです。

・金切りばさみ(しっかりしたもの)であればカット可能
・丸ノコでも無理のない厚みーステンレス用の丸鋸の刃があります。

また、丸ノコの刃の厚み(約1.1〜1.4mm)に対して、
1.0mmの板は木材に入れた切り込み(溝)に差し込みやすく、固定しながら加工しやすいのもポイントです。

下記の花瓶(ドライフラワー用)は実際金切りばさみでステンレスを加工しています。


■ 反りにくく、見た目が安定する

特にミラー用途やディスプレイ用途では、
板の“たわみ”や“歪み”が見た目に大きく影響します。

1.0mmあれば、
薄板に比べて反りや波打ちが出にくく、仕上がりが安定します。


■ SUS430は磁石が付く+光沢感にも優れる

SUS430は磁石が付く特性があり、
メモや小物を固定するなど、実用面でも使いやすい素材です。

また、SUS304と比べて
表面の光沢感が出やすいため、見た目を重視する用途にも向いています。


■ 取り付けもしやすい厚み

1.0mmは重すぎないため、

・両面テープでの貼り付け
・ビスでの固定
・マグネット下地としての使用

など、一般的な方法で扱いやすい厚みです。


■ 向いている用途 / 向いていない用途

【向いている用途】
・DIY(棚・壁面・小物製作)
・簡易ミラー用途
・店舗什器 / ディスプレイ
・マグネットが付く下地として

【向いていない用途】
・強い曲げ加工や高精度な加工用途

ステンレス業界でのベースとなる基準は2㎜ですが

耐久性や加工性を求められるためDIYより少し厚めです。



■ 「選ばなくていい」というメリット

ステンレス板は選ぶ要素が多く、
特に板厚は迷いやすいポイントです。

当店ではあえて1.0mmを中心にすることで、

「とりあえずこれを選べば大丈夫」

というわかりやすさも大切にしています。


■ 最後に

いろいろな厚みを扱うことも可能ですが、
実際の使い勝手や仕上がりを考えると、

「迷わず使えて、ちゃんと形になる」

このバランスに最も優れているのが、
1.0mmという厚みでした。

実際にはDIY用途だけでなく、店舗什器や簡易ミラーとしても多く使われています。

これからステンレス板を使ってみたい方にとって、
少しでも参考になれば嬉しいです。